序:ヨサックとグイード①

旅は道連れ世は情け。
はらぺこシャドウとぴちぴちドワーフ、珍道中のはじまりはじまり。

参加PC
ヨサック はらぺこシャドウ22歳。身軽なグラップラー(拳闘士)。
グイード ぴちぴちドワーフ15歳。見た目は爺な神官戦士。


GM:久しぶりのセッションだね。わくわくするね。
プレイヤーA:わっくわっく!なんだか背景も幸先の良さそうな青空!
プレイヤーB:あーーーーー
GM:お?
プレイヤーB:わりいちょっと時間もらっていいか
GM:パレットが消えた的なあれですかいのぅ
プレイヤーA:よくありますのぅ
プレイヤーB:今日パソコンかえたからパレットデータがない…
GM:あるある。ゆっくり準備してください。あそうだ、今回は…

久しぶり&初めてのセッションに舞い上がる一同。
セッションに先だってキャラ作成、模擬戦などを行っていた為、それらに関する細々とした確認を行います。


GM:今回は主にフェイダン地方の《集いの国リオス》を舞台にしようと思っています。新米女神、ジークの出身地ですね。今は北の《年輪国家アイヤール》で英雄になっている…と風の噂に聞いたことがあるかもしれません。

《集いの国リオス》
フェイダン地方南部のコラーロ河流域に位置する、共和制の商業国家です。交易を第一に考え、人と人との交流を重視し、教育に対する意識が高いのも特徴です。一方で国防にかける予算は少なく、揉め事の解決には個人や民間で冒険者を雇うという考えが浸透しています。人、物、富、そして冒険者。全てが集まる《集いの国》、それがリオスです。

GM:始まりはそのアイヤールとリオスの間に広がる、エフィネア大森林。かつてはコラーロ河沿いに街道が通り、人の行き来も盛んでした。かつて、つまり〈大破局〉以前、リオスが《大アイヤール帝国》の一部だった時代の話ですが。今は蛮族や幻獣の出る危険地帯となっており、大きく迂回するか、コラーロ河を船で行くのが主流になっています。二人がいるのはその外縁部。この辺りには木こりの集落もあり、然程危険はないと言われています。
ヨサックとグイードが魔物に遭遇し、共闘したのが夜明け前(模擬戦)。後始末をして身体を休めて、出立したのは日が昇ってから。戦利品を換金しようと、グイードが知っていた近くの街を目指している…という体でお願いします。
プレイヤーB→ヨサック:いやはやグリード殿と出会えてよかったでござるよ、万事休すでしたな。ははは。さて、さっそく戦利品を換金せねば…(てくてく) お、グイード殿でしたっけ?(素で間違えたごめん)
プレイヤーA→グイード:こちらとて戦勝品を換金せねば、今宵の飯を買うにも困るありさまで助かったとも。(うむうむ)(名前間違えられても気にしちゃいねぇ)
ヨサック:おお、それはなんたる奇遇。拙者もパンのひとかけももってない有様でしてなあ。いやはやこのまま飢えるところであったでござるよ…!
グイード:街にさえ出れば、どこぞの炊き出しのご相伴にあずかれるとふんでなー、食器は持っておる!(胸を張る)
ヨサック:おお、またなんたる奇遇!拙者も食器だけは準備万全!
GM:炊き出しを当てにする人々…(生温かい目) 今日はぽかぽかと良い陽気です。そろそろお昼時ですね。
グイード:飯の話をしていたら、腹が空いた(ぐう)
ヨサック:…うう、そうでござるな、拙者も腹が…(ぎゅるる)
GM:二人がそうして歩いていると、何やら良い匂いが漂ってきました。
グイード:(ふんすふんす)…や、なにやら良い匂いがせんか、ヨサック殿。
ヨサック:おっ、良い匂いが…(匂いの元の方へふらふら)
グイード:(一緒になってふらふら~)
GM:はいはい。そうするとですね、道沿いの休憩所に出くわします。休憩所といっても大した設備はなくて、ちょっと拓けた場所に焚き火跡があるくらい。でね、今はそこに先客がいます。
グイード:(匂いにつられてひょっこり顔を覗かせるイケメンとドワーフ)
GM:休憩所にはおばちゃん二人と、若い女性が一人。いずれも人間に見えます。丁度お昼時なので、火を囲んで何か作ってるみたい。
グイード:これはご相伴にあずかるチャンス!しかも調理しておられるのはご婦人方…なんという僥倖。
ヨサック:おお、給仕の方々らであったか。(食器をもって)たのも~
GM:ひょっこり現れた二人に、こんにちはーと挨拶してきますよ。見た感じ、旅装束。給仕の方々ではない!(笑)
ヨサック:腹が減り過ぎて、意識が混濁しておったようでござる。
グイード:旅の方かな、ご婦人方。(ご挨拶をかえしつつ、いそいそお近づき)
GM/おばちゃん:そうだよ。あんたらもかい?今日は良い天気だねぇ
グイード:良い匂いがしておるが、お昼ご飯かのー?
GM/おばちゃん:街まではもう少し掛かるからね。そこに小川もあるから、あんたらも休憩していくといい。
ヨサック:お嬢さん方、ご機嫌うるわしゅう。いい天気でござるなあ。しかし…また美味そうな…(鍋かなんかをのぞき)
GM:お嬢さんとか言われると、「あらやだよう」とおばちゃんがくねくねしちゃいますよ(笑)
グイード:実に良い天気。狩りにもうってつけ、先に森で昼飯の種を狩ったんだがのー、ゾンビでなー、我らまだ昼飯にはありつけそうにないんじゃー(しょんぼり)
GM:ゾンビが出たと聞いて、おばちゃんズは顔を見合わせています。若い女性も思わず顔を上げました。
グイード:(ほれ、このとおり…と、昼ご飯の空気を読まずに、はぎ取った目玉でろ~んとして示すドワーフ)
ヨサック:あと、ウルフもおったでござるな(血なまぐさい皮でろーんとだす)
GM/おばちゃん:これ、そんなもの見せるんじゃないよ。でも…こんな街の近くでゾンビが出るなんてねぇ。
グイード:ふむ、この辺りは普段ちいとも蛮族が出ぬあたりなんかの。(首傾げ)
GM/若い女性:蛮族は時折見掛けなくもないと思いますが、アンデッドとは…
GM:おばちゃんも渋い顔をしながら、それは難儀だったねぇとごちそうしてくれるようですけど。
グイード:これはこれは、ありがたい…(目玉しまっていそいそ食器出す。うきうきほくほく。)
ヨサック:このあたりではゾンビは珍しいでござるのか。拙者のいた街とはまた…。おお、ありがたき幸せ(食器に飯いれてもらったり)
グイード:アンデットはいかんのー、なんぞこの辺でしっかり弔われなんだのがおったのかのー。街までまだあるとはいえ、アンデットになるなど死者も浮かばれまいて。(うむうむ)
GM:そうですね、ゾンビがその辺をうろついているというのは良くないでしょうね。まあ行き倒れた死体が穢れたのかもしれませんが。ちなみにお食事はウサギっぽいお肉の入ったシチューと、ちょっとしたパン的なものを分けてくれます。
ヨサック:うまいでござる、うまいでござる(感極まりながらむしゃむしゃ)
GM:味は…(ころころ。達成値は14)あ、結構美味しい(笑)
ヨサック:よさっくを味音痴にするところだった

ここでGMは料理の出来栄えについてダイスで判定しています。
ヨサックは既に感極まっていたので、仮に出目が低ければ味音痴になるところでした。
このように、プレイの大筋には関係ないところでも、何気なく振ってみると面白い結果が出るかもしれません。


グイード:獣の臭みが上手く処理されていて、その実、なんともジューシー。こんな野外飯であるのに、なんともお料理上手。(はふはふうまうま)
ヨサック:拙者火が通った飯を食う事がまず久しいでござるよ…。はぁ、英知の力…炎よ…(拝みながらむしゃむしゃ)
GM:むしゃむしゃ食べる二人を見て、それはこの子が作ったんだよぉとかおばちゃんが嬉しそうに教えてくれます。さて、皆さんでそうやって鍋を囲んでいるのですが。ここで聞き耳判定をお願いします。目標値は11。
グイード:ほう、お嬢さんが。実によいお手前で(違)と褒めつつ聞き耳…
GM:レンジャーの出番でござるよ。もちろん、平目も振ってください。

先程の料理の判定が物語のフレーバーであるのに対し、こちらはゲームの本筋です。
ヨサックはレンジャー技能を1Lv所持していますので、聞き耳判定において活躍が期待されます。一方平目とは、技能がない場合に、ボーナス無しで判定することです。グイードはレンジャー技能を持っていませんので、平目での判定になるのですが…


ヨサック:2d6+1+2 聞き耳(レンジャー1+知力B2)
SwordWorld2.0 : (2D6+1+2) → 4[2,2]+1+2 → 7
グイード:2d6 技能なし
SwordWorld2.0 : (2D6) → 12[6,6] → 12

グイード:お。地獄耳
GM:おお。まさかの。

こちらのダイスはCHATの機能を利用しています。
SW2.0の判定は、基本的に全て「2d6+技能Lv+能力値ボーナス」で行います。
聞き耳判定の場合は「2d6+レンジャー(またはスカウト)技能Lv+知力ボーナス」、対応する技能がない場合は「平目」になります。

判定の結果はレンジャーのヨサックが「7」、平目のグイードが「12」。
今回の目標値は11なのでヨサックは失敗、グイードは成功となります。(ちなみに、ダイスの出目がどちらも「6」だった場合、達成値に関わらず自動成功と扱います。仮に目標値が13だったとしても、今回のグイードは成功だったということです)
セッション中は、こうして様々な行動の成否をダイスにより判定していきます。


ヨサック:飯に夢中でまったく他のことに興味無い様子のござる。グイードがいてよかった。
GM:ではグイードの耳には遠くから衝突音が聞こえました。どごーーん!!って感じの。
ヨサック:これ聞こえないござるやばくないか(笑)
GM:いや、遠くで鳴ってる大きい音だから、かすかな音なんだよ(笑)
ヨサック:うまいでござる、うまいでござる…はあはあ(むしゃこら)
グイード:(ご飯の手が止まる。おや?とふっさり眉毛を上げて)…なんぞ、遠いところで衝突した音がしたぞ。
GM:(ころころ)ちなみにおばちゃん達三人も聞こえなかった様子。グイードの言葉に顔を上げてきょろきょろしますね。
グイード:主ら、聞こえなんだかのー? どごーーーーん!いうたぞ、わし、ちょい、心配。
ヨサック:む、まことでござるか…?拙者にはなにも聞こえなかったでござる…(口の端に食べ残しつけてる) 音の方へいってみるでござるか?うまい飯にもありつけたことでござるしな(空の食器まえに感謝の合掌)
グイード:あれかのー、馬車でもうっかり横倒しになったかのー?(ちゃっかりお椀の残りを一気にかっくらっておいて、そわそわ)
ヨサック:それはいかんでござる。先程、ゾンビにあったばかり。いっそう心配でござるな…
GM:音は進行方向から聞こえたような気がしますね。そうして二人が腰をあげようとしたところに、小さな毛のある生き物が駆けてきます。とてとて。「ごしゅじんさまがー」
ヨサック:お、うさぎ?(おもわず身構える)
グイード:わんこですか?うさぎですか?
GM:えーと、一応判定しましょうか(笑) 魔物知識判定、どうぞ。

ヨサック:2D6
SwordWorld2.0 : (2D6) → 8[3,5] → 8
グイード:2d6 技能なし>もふもふなんぞ
SwordWorld2.0 : (2D6) → 5[1,4] → 5

GM:コボルドですね。体長1m20cmくらいの、見た目は直立した犬。蛮族なんだけど大人しくて、人族の世界で暮らしてるものも多いです。第一話といえばコボルドです。ちなみに知名度は6。

コボルドなどの有り触れた種族は、これまでの人生で出会っている可能性が高いので、判定無しに知っているとする場合もあります。今回は練習の為に判定して貰いました。

グイード:なんぞ、もふもふしとるの(ほっこり)
ヨサック:おや、コボルトでござったか。いかがした、いかがした(食べれないとわかって拳はしまった)
グイード:(ほう、これがコボルト…。まじまじ。)
GM:「とうぞくがでたですー」 ぴるぴる。皆さんを見つけて、間に飛び込んで震えてます。
グイード:それは大事!すわ、助太刀に向かおうではないか。ちなみに、コボルトよ…主のあるじは金持ちか?
ヨサック:盗賊とな。さっきグイード殿が聞いた音とは…もしや…?
GM/コボルド:ごしゅじんはおかねもちです!ぼくにふくをかってくれました!(ふんぞり)
ヨサック:それはかならず助けねばならん(すちゃ)
グイード:よし、なんの憂いもない。助けねば。ゆくぞ、ヨサック殿。
ヨサック:あいわかった。今の拙者は百人力でござるよ!(満腹で気も大きい)
グイード:ご婦人がた、うまい飯をご相伴に預かりありがとうのう!わしら、ちょっくら行ってくる!(移動力6)
ヨサック:馳走になった。感謝するでござる。よし、では…(走りだすも)ぐ、グイード殿いそぐでござるよ!
グイード:おぬしの半分しか足の長さがないんじゃ!これでも一杯一杯じゃ!!(せっせっせっせ)
ヨサック:拙者がおんぶして参ろうか!?
GM:(行動が早いな。有り難いけど)助けに行くのね。ちなみにコボの話では、盗賊は三人だったようです。若い女性は「私も行きます」とついてくる模様。おばちゃんズはコボを宥めてます。
ヨサック:お嬢さんも一緒に?しかし盗賊のいるところにうら若い乙女をつれていくのは…
グイード:せっせと助けに向かいますよ、盗賊がどんなんだったか聞くほど悠長でも頭良くもない(笑)
GM:女性は移動力15でついていきます。「怪我をしているといけませんから」たったった。
ヨサック:グイード殿、ほらほら。ごうごう(移動力16)
グイード:ぜ、全力ならわしでもついていけるんじゃから(涙目)

この三人の移動力は6、15、16。
簡単にいうと、グイードと後の二人では三倍ほど足の速さが違うことになります。
『全力移動』をすると『通常移動』の三倍速く走れますが、息が切れて走る以外のことはほぼ出来ません。これらは主に戦闘で使うルールですが、何気ないRPに盛り込むと楽しいですね。


GM:はい、というわけで三人が街道を駆けていきますと…どうやらここが現場かな?という場所に辿り着きます。戦いの痕跡というか。しかし人影はありません。
グイード:こ、このへんのようじゃが、な…っ(ぜー、ぜー)
ヨサック:む。だれもおらぬようでござるが…(木陰にさっと隠れてあたりをきょろきょろ)
GM:見える範囲には誰もいないようです。戦いの痕跡をよく調べるなら、探索判定してみましょう。目標値は9。
グイード:争った後はどこに消えておるんじゃろうか(ぜー、はー)

グイード:2d6 技能なし
SwordWorld2.0 : (2D6) → 10[4,6] → 10
ヨサック:2d6+1+2 探索/屋外(レンジャー1+知力B2)
SwordWorld2.0 : (2D6+1+2) → 6[1,5]+1+2 → 9

ヨサック:グイードの野性的本能すごいな
グイード:ドワーフの叡智である
ヨサック:ドワーフの叡智はせかいいち
GM:ん、じゃあどっちも気付きます。戦いの痕跡…擦った足跡とか、逸れた剣が地面をえぐった跡もあるんだけど、それに混じって大きな獣の痕跡があります。
ヨサック:(ひょっこりでてきて)やはりだれもおらぬか…しかしこれは…(痕跡を調べる)
GM:思いっきり折れてる幹とか。さっきの衝突音はこれかな?とグイードは思うかも。
グイード:……これは、あれか、さっきのドッカーンは、コボルトの主人が襲われてるところになんぞデカイのにたいあたられたか…
ヨサック:これは…足跡と…なにやら大きな物が暴れたあとでござろうか…?
グイード:…はたまた、お昼ご飯にされてしまったかじゃの…
ヨサック:お昼ご飯…南無阿弥陀仏(そっと合掌)
GM:そしてそれは、道から外れて森の中に入っていったっぽいですね。
グイード:昼飯に主人と盗賊をくわえて、可愛いひなのまつねぐらへ戻るでっかいの、かの…なんせ、盗賊と主人とあわせて4人じゃろ?
ヨサック:というのは、冗談で。まだ無事かもしれんでござるな…追うか(痕を追っていく)
グイード:ちなみに足跡はとても大きいの?普通に大きいの?
GM:んーと、えーと。蹄の跡なんだけど。足跡から想像するに君たちが見上げるサイズになるのでは…と思う。跡を追うのなら、足跡追跡してみましょう。目標値は再び9。
グイード:やはり銜えていったかのー?引きずっていったにせよ、この足跡の痕跡を追うしかなかろうな

グイード:2d6 技能なし
SwordWorld2.0 : (2D6) → 3[1,2] → 3
ヨサック:2d6+1+2 足跡追跡(レンジャー1+知力B2)
SwordWorld2.0 : (2D6+1+2) → 11[5,6]+1+2 → 14

グイード:(街道の足跡を辿ってその場でぐるぐる)
ヨサック:やっとふるった
GM:お。じゃあ、ヨサックには獣の足跡と共に、人族の足跡も見えますね。咥えられてない、走ってる(笑)

目標値9というのは、『技能があれば大体成功する。素人には難しい』というレベルです。大きな獣なのですから、それなりに痕跡があるだろうと考えました。
それに対し、ヨサックの出した数値は14と目標を大幅に上回っています。これは何かボーナスを…と、より目立たない人族の足跡を発見したことにしました。まだ生きてるということを示したいGM事情もあります。


ヨサック:むむ、こちらでござるな(草を分けながら足跡追ってずんずん進む)
グイード:うむ? お、ヨサック殿さすが。
ヨサック:…むむ、この足跡…獣から人が逃げておる様子。どうやら咥えられてすぐにごっくんされた訳ではなさそうでござるよ。
グイード:雛に餌を運ぶ猛獣ではなく、追い立てている、と…むむむ、なんと狩猟上手な。
GM:そうしてずんずん進んでいると、再びずしーん!!と大きな音が。今度は判定せずとも聞こえます。あと悲鳴も聞こえたかもしんない。
グイード:おっと、今度は近いぞ
ヨサック:狩猟上手となれば、それはもうすでに…おお、おお!なにやらすさまじい音が!(音のした方に思わず駆ける)
GM:昼とはいえ、薄暗い森の中。三人が足を早めた先には…(牛のアイコン出す)
グイード:あ、おいしそう
GM:おいしそう言うな(笑) ぶるんぶるんと身を震わせる四足の獣と、木に押し潰されてミンチになっている人族の姿が…
グイード:ヨサック殿、あれはなんじゃろな、食えるかな?
ヨサック:さきほど今度出会うとしたらゾンビでなく牛か豚にでも出会いたいと願ったが…まさか本当にこうなるとは…
グイード:ちとむごいことになっとるが…あのコボルトの主人でないことを祈ろう
ヨサック:弔いをしたのが冗談でなくなってしまったでござるな…
GM:牛っぽいですね。3m級の。
グイード:アレが食えるなら、暫く飯のタネに困らんぞ
ヨサック:うむ、左様。まだあれがあのコボルトの主人かどうかはわからんでござるが、誰であれ人をあやめたことは事実。弔いをせねばならんでござるな
GM:牛さんは首を振ってぶるんぶるんしていましたが、皆さんの気配に気付いて振り返りました。戦闘です!

戦闘はSW2.0の華!!
GMは張り切っています。ええ、この時はまだ。


グイード:あのうしなんじゃろ、牛でええのかの
ヨサック:いくでござるよ、グイード殿。…と、そこのお嬢さんは下がっておられたほうが…
GM:まずは魔物知識判定から、いってみよー

グイード:2d6 技能なし>サーロイン
SwordWorld2.0 : (2D6) → 8[5,3] → 8
ヨサック:2d6 技能なし>牛の様ななにか
SwordWorld2.0 : (2D6) → 3[1,2] → 3

GM:女性はそう言われると素直に下がりつつ…

GM/若い女性:2d6+1+3 魔物知識判定>牛
SwordWorld2.0 : (2D6+1+3) → 8[3,5]+1+3 → 12

グイード:さすが賢い
ヨサック:これがIQのちから
GM:えーと二人にはわかりませんでしたが、女性が教えてくれます。「あれはオックスです。気が立っているようだから気をつけて」

オックス(魔物Lv3)
知能:動物なみ/知覚:五感/反応:敵対的
言語:なし/生息地:草原、荒野/弱点:物理+2
【解説】
体長3mほどの雄牛です。気性が荒く、睨まれると恐怖で身動きが取れなくなると言われます。
草原などで群れを作っていることがあり、そのような集団で突進された場合、かなりの危険となります。
【特殊能力】☆威嚇/精神抵抗:11/消滅
自身が存在する乱戦エリア内の1体を睨みつけ、動きを制限します。対象は1Rの間、いっさいの補助動作を行えなくなります。この能力は1Rに1回だけ使えます。

GM:ちなみに居るのはこれ1体みたいですね。うっかり森に迷い込んじゃったのかな?そのせいで、すっごく気が立ってるのかも。あ、剣のかけら入りです。頑張って倒してね。

剣のかけらについてはいずれ。簡単に言うと剣のかけら入りの魔物はそのセッションにおけるBOSSで、強いけれど倒すと良いことがあります。

グイード:弱点まで抜けた?
GM:あ、弱点抜いた!私えらい(笑)
グイード:ばっちり!よし、サーロインにしてくれる
ヨサック:この場合どこまで知り得たらいいんだろ、俺たちは
グイード:全部~
GM:RP的には要点だけ女性が教えてくれた、でいいよ。弱点も見抜いてるのでダメージボーナスもあります。
ヨサック:あれがオックスでござるか。これまた面妖な。
グイード:先制を取れるか、だのー
GM:では先制判定、いきましょー
ヨサック:どうでござるかな…

グイード:2d6 技能なし
SwordWorld2.0 : (2D6) → 6[2,4] → 6
ヨサック:2D6 技能なし
SwordWorld2.0 : (2D6) → 5[1,4] → 5

グイード:女史にかけねば
ヨサック:女にたよる男たち

GM/若い女性:2d6+1+2 先制判定
SwordWorld2.0 : (2D6+1+2) → 9[6,3]+1+2 → 12

GM/若い女性:とりました!
グイード:さすが!
ヨサック:大活躍!
グイード:ぬ、助かった!
GM:いえーい(笑) では初期配置。今回は改訂ルールなので、全員後方が可能です。

NPCが大活躍しています(笑)
PC達に足りない技能を補うキャラクターにしたので当然といえば当然ですが、本来、NPCが活躍しすぎるのは好ましくありません。…と言いながら、NPCの活躍はもう少し続きます。


グイード:えーっと、じゃあ、ここから補助掛けてー前線に出たいがー
ヨサック:どうやら先手をとれそうでござるな。よかった不意をつかれてミンチコースは避けられたでござる
グイード:グイードは主動作でなんぞ掛けると前線に出られない気がするけど気のせい?
GM/若い女性:そこは任せてください。まずは補助魔法を掛けますからこちらへ。
GM:とおっしゃっておりますけども。
グイード:ぴょい
グイード:なるほど、お嬢さんは魔法が使えるらしい 助かる助かる
ヨサック:おお、すばらしい!
GM:全員後方に集まりましたね。いきますよー
ヨサック:はい
グイード:ほーい、補助掛けて貰ったところで前に出る方向ー。

GM/若い女性:参ります。まずは補助動作で…【神速の構え】!(自分以外のPCを強化する【鼓砲】。ヨサックとグイードの移動力+5)
GM:半径6mの女でもこれなら声届くもん(小声)(Lvが低いため効果範囲が半径6mしかないらしい)
グイード:お、足が軽くなったぞ(小躍り)
GM/若い女性:しかる後に主動作でフィールド・プロテクション(ころころ)三人にフィールド・プロテクションが掛かりました。物理、魔法ダメージが1点軽減されます。
GM:【女性のMPが2減少(MP:27→25)】
グイード:きらきらきらきら~
ヨサック:おお、これはありがたい!(うきうき)では、早速まいろうかグイード殿!
GM:女性はやりきったとばかりに満足顔です(笑)

支援キャラの本気を見よ!とばかりに支援しています。
過保護です。レギュラー(になる予定の)NPCの紹介も兼ねているから良いんです。


グイード:ヨサック殴って良いよー
GM/オックス:ぶるんぶるん
ヨサック:通常移動でオックスへ攻撃。スタンパーで蹴って行く
GM:オックスの回避は10です。どうぞ!

ヨサック:2d6+3+2-1 キック・スタンパー/命中-1 >オックス
SwordWorld2.0 : (2D6+3+2-1) → 8[4,4]+3+2-1 → 12

GM:当たり!ダメージください

ヨサック:k20[10]+3+2 スタンパー/ダメージ >オックス
SwordWorld2.0 : KeyNo.20c[10]+5 → 2D:[5,1]=6 → 4+5 → 9

GM:オックスの防護点は4ですね
ヨサック:【オックスのHPを5減少(HP:59→54)】
ヨサック:こうかな?じゃもう一回
GM:そうそう!さぁこい~

ヨサック:2d6+3+2-1 キック・スタンパー/命中-1>オックス
SwordWorld2.0 : (2D6+3+2-1) → 6[3,3]+3+2-1 → 10

GM:お、これは同値なので回避です。ぶるんぶるん

今回は戦闘を簡単にする為、GMはダメージ以外のダイスを振らずに固定値(ダイスで期待値が出たと仮定した数値)を使っています。必ず期待値が出るというのもなかなか強い筈なのですが…

ヨサック:む、見た目のわりにすばしっこいでござるな。一発だけ入ったでござる
グイード:うむうむ、びしばし殴っていくぞ!
ヨサック:グイード殿、いったれでござる!
グイード:では通常移動で前に出て、全力攻撃を宣言してアックス振りかざしてドーン
GM:切り身にされる~
グイード:(ころころ)11。
GM:当たっとる
グイード:ファイターを上げておいて良かったのぅ
ヨサック:すさまじそう
グイード:ダメージは…(ころころ) 15。防護点を引いて、と。
グイード:【オックスに11のダメージ!(HP:54→43)】
GM/オックス:ンモ゛ーーーー!
ヨサック:グイード殿、お強いでござるな…!?

ヨサックはグラップラーの戦闘特技《追加攻撃》を習得している為、2回攻撃が可能です。
一方、ファイターのグイードは《全力攻撃》を選びました。手数よりダメージ優先、キャライメージにも合っています。


グイード:あ
グイード:物理弱点?
GM:あ!
ヨサック:あ

はい、先程見抜いた弱点分のダメージを加算するのを忘れています。(よくあることです)
追加ダメージを適用した結果、オックスのHPは39になりました。


GM:これは牛、何もできずにただ切り刻まれるのでは…
ヨサック:グイード殿、それほどお強いのになぜ先程の戦いでは…(GM注:事前に模擬戦闘でウルフと戦った際、グイードはほぼ見ているだけでした)
グイード:わんこが敵だと、どうもやる気がでんのじゃー…今回は牛なのでな、美味しくディナーに(にやにや)
ヨサック:そうでござったか…拙者がウルフの皮を剥いだのは正解でござったなあ。
GM:では牛の番。まずは補助動作で威嚇。痛かったのでドワーフに向けてぐるぐる唸ってます。目標値11で精神抵抗どうぞ。
グイード:(ころころ)15で抵抗。おうおう、生きの良い牛じゃ(うむうむ)
ヨサック:さすがどわーふ
GM:ブモモ。抵抗されたので効果なし。そのままグイードに突進します。12!
グイード:(ころころ)全力攻撃後のペナで8!ドワーフは避けぬ!
ヨサック:おとこらしい
GM/オックス:ずしーん!(ころころ)ダメージは10だけど…
ヨサック:痛そう
グイード:ぬしの角はこんなもんかの!(良い笑顔)
GM:防護点引くと3?ずしーん!といったけど…思いの他硬くて、くらくら。
ヨサック:そうか装備があった!
GM:フィールドプロテクションも掛かってるしね。おかしい、あっさりやられそう(笑)
グイード:じい、普通で6点防いで、きらきらで1点追加で防いでもらってる。
ヨサック:さすがドワーフ、強靭でござるなあ~!
GM:牛の行動はこれで終わりです。
ヨサック:ヨサック当たったらやばそうだ、頑張って避けて行こう。「拙者があの突進をうけたらどえらいことになりそうでござるな…はやめに倒してしまわねば」
グイード:攻撃は最大の防御であるぞ、ヨサック殿。ぱんちぱんち、わんつー!じゃ!
GM:次のラウンド。女性は後ろで見ています。ミンチな人は気になるけど、回り込むのも怖いし。とりあえず倒してもらおうと。
ヨサック:よし、ではここはわんつぱんちでござる!(ハードノッカーで攻撃する)
グイード:人間、ミンチになっても生死判定上手くいったら元の形にもどれるのかのぅ…
GM/オックス:ぶるんぶるん(こいやぁー)
ヨサック:(ころころ) 18。
GM:うわぁ。3mもあれば当たるよね的な…
グイード:バッチリ当てた
ヨサック:ばっちりぱんち。(ころころ)ダメージは10だから防護点4を引いて…
ヨサック:【オックスにHPの6ダメージ!(HP:39→33)】
ヨサック:もう一発(ころころ)12で当たり。ダメージは(ころころ)9から4引いて5。
ヨサック:【オックスにHPの5ダメージ!(HP:33→28)】
GM/オックス:ぶもおおおおおお
ヨサック:ワンツーパンチでござる!
GM:ごりごりいかれてる。牛、涙目。
ヨサック:あ、弱点わすれてた。-2だっけ
GM:ぬああ
グイード:ヨサック殿、今夜のサーロインパーティーも近いの!頑張ろうかの!
ヨサック:弱点2回分引いて、24。すっごいけずれていく
グイード:物理弱点で2回攻撃あるのって美味しいねぇ
GM:もうHP半分切ったじゃないですかーやだー
ヨサック:セージ様様だなっておもった
グイード:ほい、ではやっぱり全力攻撃を宣言してバトルアックスでザシュッとな(ころころ)11。
GM:3mは良い的ですね
ヨサック:がんがんあたっていく

グイード:k21[11]+2+3+4+2 バトルアックス(1H)ダメージ
SwordWorld2.0 : KeyNo.21c[11]+11 → 2D:[6,6 4,6]=12,10 → 10,8+11 → 1回転 → 29

グイード:【オックスに25のダメージ!(HP:24→-1)】
ヨサック:うわあ
GM:うっわあ
グイード:あっはっはっは
ヨサック:うおおお(クリティカルな攻撃と一緒にあがった砂塵をうける)
ヨサック:おそろしい
ヨサック:2ターンでおわってしまった
GM:うそー(笑)
グイード:ばんごはあああああああああああん!!!!!とっっったどおおおおおおおお!!!(うぉーー!)
ヨサック:グイードは牛特攻をもっているのだろうか
GM:オックスは、ずし…んと地響きを立てて地に倒れ伏しました。後ろで女性も目を丸くしています。

はい。記念すべき第1回目の戦闘(模擬戦は除く)は、僅か2Rで終了してしまいました。
悲しい。


ヨサック:やったでござるな!いやはや、最後の一撃強烈でござったな…
グイード:昼飯が美味かったのでな~ 力がみなぎったのじゃなぁ(うむうむ)
ヨサック:腹が減っては戦はできぬと言うでござるしなあ~
GM:軽めにしようとは思ってたけど、弱すぎたね。直前にLvUPしたし。やはりキプロクスでいくべきだったか…
ヨサック:牛の方がたべれるからきっとこっちのがうれしい
グイード:回避が10だったのも助かったー。命中力が振るわなければ苦戦したと思うー
ヨサック:俺つぎのターン投げかなっておもってたよ、いやでもほんと命中すごかった
GM:悔しくなんかないもん。じゃあ、戦利品も剥いじゃってください。
ヨサック:ここは功労者に
グイード:お。ではお言葉に甘えて血みどろになりながら剥ぎ剥ぎ(ころころ)6。(微妙に下手)
GM:残念、目新しいものは取れず。その代わり肉はたんまりだよ。
グイード:肉にしか興味なかった(爽) 残念じゃのー、どうせなら角取れたらバイキング帽にしたのにのぅ(違)
GM:似合いそうですね。剥ぐのは10分ほど掛かります。その間に、女性はミンチになった人の様子を見に行きます。「…まだ、生きています」


後半につづく
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